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コラム

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新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)|相模原市上溝の内科・外科・整形外科・皮膚科のかみみぞ中央診療所

新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)

なぜこの時期にコロナウイルスが?

ついに禁断の話題に着手します。まず、最近私が常々疑問に思っていることから書き始めたいと思います。そもそもこのウィルスって何なのでしょうね?いや、コロナウィルスはRNAウィルスでどうこうと言った学術的なことや感染経路や特徴など、現在わかって来たことは他のサイトでも知り得ることと思いますのであまり詳しくは突っ込みませんが、明らかに国や地域によって感染率や致死率に差があるじゃないですか?理由は諸説、色々あることと思いますが…世界的にグローバリズムが広がっていき、ある程度の停滞期に入っていて世界経済が妙なバランスになっていたこの時期に、取って付けたようにやって来たと思いませんか?(こんなこと思うのは私だけですかね( ̄^ ̄)?)先に言っておきますが私は陰謀論者ではありません。ですがあまりにも…偶然にしては…と考えてしまいます。イギリスのEU離脱やイタリア、フランス、ドイツの中国資本の流入拡大、インド・中国の国境でのいざこざ、など第二次世界大戦以降で最も世界のバランスが微妙なこの時期に、このウィルスは自然発生したとか軍事目的に研究されていたものが何らかの原因で漏れたなど、色々言われているのです。何が正しいかは私にも知る由がありませんが、それでもやっぱり…(>人<;)。まぁそれはさておき、私が疑問なのは最終的にどんな世界になるのか?そのような世界で誰が得をするのか?です。この疑問の答えは発生に関する問題の答と同一の可能性があります(やや都市伝説風になって来ましたがww)。誰がと言うより「なぜ?」を探した方が近道な気もしますが…。

 

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の現状

 とは言え現状での私の医学的な考えも少しは触れておいた方がいいと思いますので簡単に述べさせてもらいます。前述のとおり新型コロナウイルス (SARS-CoV-2)は世界的に猛威を振るっていますが国や地域によって致死率や感染率に大きな差があります。これは医療レベル、経済レベル、衛生環境、生活様式、文化などが異なるという複雑なバイアスを考慮しても、大き過ぎる差異だと有識者の先生も言われていることがあり、遺伝的要素や既に獲得した免疫に関わっている(BCGの接種が関わっているなど)とする考え方も存在します。詰まるところ、この差異について現状では、これと言ったはっきりした理由は十分に判明していない、少なくとも世界の共通認識を得た説は未だ見つかっておりません。したがって、ここに着目しても現状ではいい対策は見つからないでしょう!(未来的にはこの観点から判明した事で、対策に役立つような情報が見つかるかもしれませんが…)また、インフルエンザの致死率と比較されることも多いですよね?一概には何とも言えませんが、確かに年間致死率は現在の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の致死率に比べインフルエンザ感染症の方がこれまでの統計的情報からは多いと感じます。ですが、長期的な調査を行わないとこれは何とも言い難いです。今はこれだけ大きく世界中でCOVID-19が騒がれており、皆さんもこの新型ウィルスの発生前と発生後とでは生活様式に多少なりとも変化が生じているのではないでしょうか?個人差はあれ、平静時よりも感染対策に気をつけていますよね?そもそもこの条件下でこれまでのインフルエンザと比較すること自体がおかしいと思うのです。私の予測ではこれだけ感染対策が励行されていればインフルエンザの流行も例年と比べて差が出てもおかしくはありません。標準的な感染防止策が徹底された環境では、どんなウィルスであっても通常は感染率が低下するはずです。ちなみに今年度はインフルエンザワクチンの接種希望者数が例年の比ではありません。やはりメディアなどで同時感染により致死率がさらに高まる?などの報道がなされているのが原因でしょうか?これもはっきり言って確かな情報かどうかはまだわからないのですが…。今は憶測で行動している方が多いように感じられますが、純粋な不安からでしょうから、ある程度は仕方ないと思います。

 

生活様式の変化

インフルエンザワクチン接種(予防接種)と同じように新型コロナのPCR検査を希望される方も増えていますよね?一応、明らかなリスクや症状のない方へのPCR検査はあまり意味がないとされる研究もありますが、職種や周囲の方達のためにと受けに来られる方がほとんどですよね。だからエビデンスの有無に関わらず心配だから受けるわけで、科学的な根拠によって動機づけられているわけではありません。したがって、ある種の安心感を得て社会生活を送りたいと言う当然と言えば当然の心理で人々は動くわけです。それを科学的や統計的な論拠で説得しようとしてもあまり効果は得られません。むしろ行動心理的な観点でのアプローチが必要になると思います。これからも各種メディアやインターネットを通じてあらゆる情報が更新されていきますので、誤った情報に惑わされることなく冷静に行動することが肝要です。最近は抗体検査に関する話題はあまり浮上して来ませんよね?これは既感染者と現感染者で陽性となりますが、既感染者の陽性率にも地域差があったり個人差があったりと統計的な研究には役立ちますが、永久免疫ではない(むしろ免疫定着率は低いとの情報が多い)のであまり日常生活レベルでは役には立たなさそうですね。ウィルス、特にRNAウィルスは変異しやすいので、その毒性や感染力にも変化が出てきます。今後、どのような変異を遂げるかにも注目しなくてはなりません。皆さま、結局のところ日頃の感染対策に勝るものはありません。長い闘いになりそうですが気を抜かず、くれぐれも気をつけてお過ごし下さい。

かみみぞ中央診療所
院長  片野智之

【アクセス】
〒252-0243
神奈川県相模原市中央区上溝3926番10